掛け合い企画

□死神くんと私本編
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1人の少年が寝ている寝室。
そこに突如人影が現れ、少年に襲いかかる…


「…やあ、おはようナイン」

ナイン
「…おはようございます一体今何時だと思っているんですかこのクソ上司様」

今は深夜3時である。熟睡していたナインは、長に起こされた。起こし方はナインのプライバシーの為伏せておく。
不機嫌MAXなナインはノンブレスで吐き捨てた。


「早速なんだけどさ、お茶を入れてくれないかい?アールグライを頼みたいなぁ」

ナイン
「…無理やり嫌な起こし方しとしてそれですか。というかそれアールグレイですからね、間違えないで下さいクソ上司様」


「一文字惜しいな。それよりさ、クソ上司様ってのやめないかい?」

ナイン
「クソ上司はクソ上司です。でも実力は本物ですから敬意を表して様付けしてるじゃないですか」


「褒められるより貶される要素の方が多いのは気のせいなのかな」

ナイン
「気のせいじゃありません。とりあえずサッサとどいて下さい邪魔です」


「つれないなぁ…まあ良いや。お茶を持ってきたら仕事の話があるから宜しく」

ナインは相手がクソ上司でもちゃんとやる事はやる。丁寧に淹れた紅茶を長に差し出した。
 
ナイン
「…んで、仕事ってのはなんですか?」


「…君は紅茶を楽しむ時間をくれないのかい。まあ良い、これなんだが…」

長はどこからか1枚の紙を取り出す。
そしてそれをナインに渡した。

ナイン
「俺は早く寝たいんですよ!…これは…」

ナインに手渡された資料には1人の少女の名前と写真。


「魂回収のお仕事。その少女は、明日の
16時44分にトラックに轢き逃げされるという報告が入ったからサクッと宜しく」

ナイン
「はぁ…分かりました。とりあえず用は済んだのでサッサと寝かせ…うっ…!?」


「君本当に睡眠大好きだねぇ。頭痛かい?」

ナイン
「…寝るのは子供の仕事ですから。なんかいきなり頭痛が来ましたがもう治まったんでサッサと寝かせて下さい」


「……書類の子と関係あるかもしれないな」
※ボソッと呟いて下さい

ナイン
「?何か言いましたか?」


「いや?どうせなら私と寝れば良いよと」

ナイン
「それ全員に言ってますよねこの変態」


「あれー、バレてた?じゃあその変態は退散しますよ」

ナイン
「二度と寝ている時に来ないで下さい」


「あー、無理☆」

長はアイドル顔負けのウインクをして消えた…
 
ナイン
「あの爽やかな笑顔がムカつく…!」

時間は4時近くになっていた。長のムカつく爽やか笑顔のおかげで眠気が削げたが再びベッドに横になる。
書類の少女を見て頭痛が起きた事はさほど気にしていなかった。




「…ふむ、彼の生前の記憶に居るねあの少女。一 亜咲…果たして彼女は覚えているのかな」

長は機械がゴタゴタした自室の機械を1ついじって呟く。彼しか居ない部屋では、彼の問いに返事をする者等居なかった。
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