掛け合い企画

□なりダンX温泉イベント(男湯)
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クラース
「魔物と戦っていたせいかだいぶ汚れてしまったな」

メル
「ほんとですね。ディオなんて顔にヒゲが生えてるみたい」

ディオ
「!な、なに言ってんだよ!んなもん、こすっときゃ消えるってーの」

ロンドリーネ
「もう、ディオくんたらちゃんと拭かなきゃだめだよ〜。ほら、やってあげるってv」

ディオ
「オ、オレ、風呂入ってくる!」

ディオはまたしても逃げるように風呂場へ消えた。

ロンドリーネ
「はいは〜い、また後でね」

メル
「ロディさん!またー」

ロンドリーネ
「いいじゃん、いいじゃん。また、進んでお風呂入ってくれたんだからさv」

クラース
「それでは、我々も便乗するとしようか」

すず
「わかりました。すぐにご用意いたしますね」


そしてまたみんなで温泉に入る事に。

こちらは男湯である。

クラース
「クレスもチェスターも少し会わないうちに、前にも増して体つきが良くなったんじゃないか?」

チェスター
「こいつは、なんだかんだ特訓やら筋トレやらしてるからな」

クレス
「そういうチェスターだって夜とかに、特訓してるじゃないか。そういうのを見ると僕もまだまだ足りないって思うから鍛えたいんだ」
 
チェスター
「まったくストイックなヤツだな。その時間があれば、ミントと会ってやれよ」

クレス
「え、い、いや、ミントとは、ちゃんと時間を取って、ふたりで会ってるし……」

クラース
「そんな事言って、チェスターも早くクレスを追い越したいんじゃないか?まったく、ふたりともアグレッシブで若さを押し出してる感じだな」

ディオ
「クラースさんは、腹がどんどん前に押し出されてきてるけどな」

クラース
「い、いや、これは……、一時期の深酒がたたってだな、今、鍛えてる最中で……」


その頃女湯では、しっかり胸までタオルを巻いた女性陣が聞き耳を立てていた。

アーチェ
「クレスとチェスターがさらに体つきが良くなった、ねぇ……」

気になるのか、隔てている石の壁を見てアーチェは何かを考えていた。

アーチェ
「…確か、この辺に隙間があったような……」

ロンドリーネ
「なに、せこせこしてんの?堂々と上から覗けばいいじゃない」

ロンドリーネの言葉にミントとメルは驚いた。

ミント
「え、そんな堂々と覗くなんて……」

ロンドリーネ
「この岩登れば、すぐに見えるでしょ?ミントも一緒に登る?」
 
ミント
「そ、そんな、クレスさんの裸を見るなんて……」

メル
「もう、ロディさん!ダメですよ、そんなことしちゃ!」

ロンドリーネ
「えー、なんで?あ! そっか、ディオくんの裸を見られたくない、と?」

メル
「そ、そういうわけじゃなくて!倫理的にというか、道徳的にというか……」

女性陣は女性陣で盛り上がる中、男湯ではクラースの苦し紛れな言い訳が続いていた。

クラース
「いや、だから、ミラルドがいない時にちょっと食べ過ぎて……」

すず
「失礼します」

突然男湯にすずの声が響き、お喋りは中断された。ディオは赤面しすずに背を向けるように後ろ向きになる。

すず
「クラースさん、お願いされておりました地酒の熱爛になります」

クラース
「あ、ああ……、すまないね。その辺に置いておいてくれるかい」

チェスター
「なんだよ、クラース。この期に及んで、まーだ飲む気か?」

クラース
「この里で作られる地酒は口当たりがよくて、酒好きには溜まらない味で……」

ディオの異変に気付いたクレスは、首を傾げながらも口を開いた。

クレス
「どうしたんだい?随分と顔が赤いようだけどのぼせちゃったのかな?」
 
ディオ
「い、いや、その……、す、すずちゃんがいきなり入ってくるから……」

赤面した理由はすずが入ってきて恥ずかしがったからだったようだ。



END
 

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