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[記事No.236969]「リレー小説でもしましょうか」
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1.オリジナル 2.他人物への視点転換可(***で区切り) 3.単純計算100文字前後 4.不自然なのは駄目(普通の人間がピンチの時にそれまでの設定を逸脱する、など(「光属性の魔法を使えたが実は正反対のものも使えた!!」とか) 5.以上のルールをかなりほどほどに守って進みましょう(つまり適当) 》スタート。 ポキッ、とシャープペンの芯が折れてどこかへ飛んだ。 退屈な授業、しかも教師が話を脱線させて15分は経つ授業は聞く気がせず、茜は5分ほど前から窓の外を見ていた。 秋の深い青空に、早くも染まった街路樹の色がよく映えている。 |
投稿者 | スレッド |
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[記事No.239604]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 「優しい人だった……?」 何かあったのだろうかと茜が考えるが、ここに来たばかりで状況も完全に把握しているわけではないので解るわけがない。 「葛は性格が変わったんだよ。ちょうど“音”の響(ひびき)が行方不明になったときからな」 あの2人は仲がよかったしなと三条さんが呟く。 果たして上手く繋がっているのでしょうか……? 再度すみませんでした。 |
[記事No.238526]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 私は光の顔を覗き込むようにして聞く。 すると光は曖昧な表情をして答えた。 「僕の兄さんだよ。昔は優しいヒトだった」 遠くを見るような目で語る光は何処と無く切なそうだった。 |
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[記事No.238441]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.238424への返信 いつも繋いでくださってるみなさん、ありがとうございます♪件数50になったら引っ越します。ぐだぐだルールのリレーですが、よろしければ次のスレでもご一緒しましょう。 「光、俺達を見れる茜を気に入ったのはわかる。でもここで暮らす持久力については、ほとんど他の奴と変わんねぇよ」 振り返った三条の面倒臭そうな視線から、思わず茜は目をそらす。 「俺達が見つけた分良かったと思っとけ。'樹'の葛(かずら)は酷いからな」 「三条さん…!」 焦ったような光の声の後に、三条の靴音が冷たく響いた。 |
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[記事No.238424]Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.238400への返信 「確かに本物ではあったんだろ。お前は'見える'からなぁ」 三条は軽くため息をついた。 「けど俺には重さ…感情の'圧力'が、境界の話が出た途端に下がった。」 不満そうな光を見下ろし、その肩を軽く叩くと、下の階に続く階段へ足を向けた。 |
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[記事No.238400]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 三条は遠い目をしながら尚続ける。 「…今まで見てきた人間はみんなそうさ。自由が良いなんて毎回言ってるヤツに限って、結局は他人が決めた社会でしか生活できねぇ。」 「でも僕、茜姉ちゃんの望みは本物のだったと思ったんだけどなぁ。」 光は言った。 |
[記事No.238395]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 「そ、そりゃ授業中はそう思ったけどさ…なんであんたが…」 信じられない、という表情で顔を引きつらせる茜。あれは軽い気持ちで思ったのに。 三条は軽くため息をついた。 「人間てやつぁ、いつも頭ん中で考えてるだけなんだよな。いざ現実になると怖じ気づいて逃げ出す奴ばっかりだ。」 |
[記事No.238358]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 茜の言葉に光は表情を固くした。 「なんで帰るの?」 仲間だと思ったのに。 「え、でも」 「なんで、帰るの」 茜は答えられない。それが当たり前と思っていた。 「お前」 三条だ。 「世界から抜け出したいんじゃなかったのか?」 茜は驚く。どうしてそれを知っている。 . |
[記事No.238355]参加してみました
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記事No.238162への返信 「出入り口?」 そんな物を茜は通った覚えがなかった。 「そう、出入り口。ええと空間的に世界同士は接触点に歪みがあって、」 光の説明に茜はきょとんとしている。三条は無駄だと光をこずいた。 「よく解らないけど、あたし帰れるんだよね?」 |
[記事No.238162]Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.238160への返信 主のくせにすいません 「ああ。迷い込む奴はいたけどな」 頷く三条に、茜が首を傾げた。 「その時はどうしてたんですか?」 「適当にダミーのコンビニとか、民家を見せて出入り口に誘いだしてたよ」 …あくまでそれは、僕らが見つけた時だけだったけどね。 思わず滑り出そうになった言葉を、光は飲み込んだ。 |
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[記事No.238160]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237811への返信 ***光side 茜はわかったような表情と、わかっていないような表情を繰り返している。光や三条にとってはごく普通のことも、住んでいた世界が違うと少しわかりづらいのかもしれない。「それにしても不思議だよね。今まで見える人いなかったのに」 |
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[記事No.237811]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 続きです(長いかも……) 「ところでお姉ちゃんの名字は?」 少年、光が茜に訊く。 「えっと……あれ?思い出せない……何で?」 自分の名字が思い出せないことでパニックに陥る茜。 「落ち着け。こっちに来て忘れてるだけだろ。もともと、前の名字が本物とは限らないからな」 「どういうこと、ですか?」 三条さんが詳しく説明する。 「俺たちはいわば“自然”の1部だ。五感そのものとでも言えばいいか?俺は“風”で第3感、触感。だから三条。 “光”は視覚」 「だから一条……じゃあ、私も……」 「“自然”の1部なら前の名字も忘れるだろうな」 |
[記事No.237806]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 またまた参加します。 「あ、茜……です」 「茜……色の茜であってるか?」 三条さんが訊く。 「あ、はい」 「俺は三条。通称“風”。こいつは一条 光(あきら)通称“光”」 よろしく。と光が頭を下げる。 「よろしく……三条さんの下の名前は何て言うんですか?」 不審に思った茜が問う。 「訊くな」 「風(かざ)って言うんだよ、お姉ちゃん。名前っぽくないから三条さんは嫌いなんだって」 |
[記事No.237703]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 --------------------- さっぱり訳がわからない。今まで光の人、なんてものは聞いたことがない。 茜の脳内では「増々の混乱」と「受け入れよう」という気持ちが混ざりあって戦争を起こしていた。 ――「…ぃ、ぉぃ。おい女!」 呼びかけられ、茜はハッと前を見た。見ると、三条が話しかけていたらしい。 「お前、名前は?」 |
[記事No.237672]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 再びです。 「……その鈴は――」 「“音”は行方不明だからね。目印になるなら、と思って」 目の前で繰り返される会話に茜は頭をひねらせた。 1つ解るのは、“光”の少年と“風”の三条さんという人と同類なのであろう“音”の人は行方不明だということ。 |
[記事No.237563]Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237548への返信 ふ、不安です。(T∀T;) 「・・・・なんだその女?」 「僕達の姿を認識した人。」 なんだろこのなんとも言えない空気はと茜は思った。 『にゃあにゃあ』と黒猫は少年にすり寄りご飯の催促をした。 「その猫は?」 「可愛いから拾った。」 可愛いでしょうと少年は黒猫を抱き上げて、三条に見せた。 |
[記事No.237548]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237524への返信 流れがよくわからない状態になってるんで一応こじつけ解釈書きます わかりやすいようルシャさんの番から 少年の回想終了→三条→茜(時間設定:茜の質問へ少年回答直後)→茜(前話に続く) 区切りに***は必ず入れましょう(字数に含まなくてOKです) 一瞬で、薄暗い部屋の中にいた。 「帰ってきたか。けど'光'のお前にしちゃ遅いし」 目の前には、長身の男の背中。 「ヒトの臭いがする。もう一匹猫でも拾っ…」 振り向いた彼と目が合った。 |
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[記事No.237524]Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.236969への返信 拙い文章ながら参加させていただきます!! 躊躇うという選択は、私の頭にはなかった。 差し伸べられた掌に、そっと手を重ねてみれば、強く暖かい風が吹いた。 いつか感じた事のある、懐かしい風。 |
[記事No.237520]Re:Re:Re:Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237449への返信 退屈な日常から逃げ出したかった。 「お姉ちゃん、名前は?」 「え、あ、茜」 少年の質問に答えたら、彼は綺麗な笑みを浮かべた。 「茜ちゃん、一緒に来る?つもる話は道中に」 伸ばされた手は、日常と非日常の境目。 |
[記事No.237449]Re:Re:Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237435への返信 うまくつなげられるか分かりませんががんばります!!! バイクの人視点です。 ふわり、 浮いているのか、はたまた斜面を走っているのか、 バイクは走るスピードを緩めない。 ぎゅんっ、とものの二、三秒。 あっというまにバイクは頂上へ。 中くらいの石ころがごつごつあるところまでまで、きた。 「…」 バイクの走者、三条は、バイク用のヘルメットを頭から取り、石の一つを手に取った。 「 」 どこの国とも分からぬ言葉を発すると、周りには風が吹きぬけ、砂埃がおこる。 砂埃の収まった岩の頂上には、パールグリーンのバイクもみあたらなかった。 |
[記事No.237435]Re:Re:Re:「リレー小説でもしましょうか」
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記事No.237358への返信 無視されるのが当たり前だった。 そんな日常がずっとずっと続いていた。 そんな日常を破って『茜』という非日常が現れた。 『茜』は当たり前の顔をして自分に話しかけてきた。 少年はなんだか複雑な気持ちになった。 その感情の名前を、少年はまだ知らない。 |