キスをされた。
深い、長いキスだった。
そういう雰囲気ではなかったので驚いた。
唇を離した彼は、私の目を見つめて
「私は気がおかしくなりそうだ」
と言った。もうなってますよ、と言ってやった。思ったより弱々しい声だった。
如何したら私の物になるだろう、と彼が独り言のように言った。
如何したらいいんでしょうねと独り言のように言いながら、別になってもいいと思っている自分に気付いて、また、驚いた。






07.12.09
(でもきっとみっちにこんな行動力はないであろう)

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