あーぁ誰も見てねぇ放課後にこのBIGな俺様が花の水撒きだなんて似あわねぇっつーの!
花なんて植えなけりゃ今頃俺様はBIGな男として活躍していただろう!
ほんとに博士も暇すぎだな!

「…ブラック☆スター心の声が徒漏れしてるぞ」
「あ、悪ィキッド!」

今俺らは課外授業で魂取れなかったせいで罰として死武専の有数にある花壇に水撒き中なんだぜ!
なあに、BIGな俺様にかかりゃぁこんなもん凡人共には数時間とかかっちまうもんをスピード☆スターで数十分で終わらせる、って思ったけどな

「そういえば博士がさっきお前が言い始める丁度前に煙草を吸いにどこかに行ったぞ」

キッドの言うとおり博士が目を光らせて見張ってんだよ…あ?何のためって?キッドの観察と俺様が手抜きしないようにだとよ
キッドは鈍いからこれに気づいてねーんだよな

「アブねー…つか博士も植物を思いやる気持ちはあるんだな、俺ら生徒の前ではすげぇ吸うくせによ」
「まったく、あのネジもそうだが直してほしいところばかりだ博士は…」
「あ、なぁマカのおやっさんと博士、父親にすんならどっちがマシだキッドは?」

キッドの顔が引きつった
ぜってーどっちとも嫌だろうな
なににしろあの二人伝説の最強(凶)コンビだしな

「…び、微妙だな…だが、ここはきっちりかっちり…博士…だな」
「どこで勝った?」
「まずあんな父上がいたら俺はどうすればいいのだ…」
「あぁ…」

「よく考えるとマカって…」


『すごいな(よな)』

その後にブラック☆スターが「俺様には負けるけどな!」と言ったとか言わなかったとか


end

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