休
□御来店
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いつの間に…。
私はクレーターのような穴のあく白い壁の前に立っていた。
周りの景色は先程までと変わらず一軒家や小さなマンションが建つ路地裏。
しかし、何かが異様だ。
人…
人がいる気配が全くない。
この白い壁の建物の回りがオブラートに包まれているかのようだ。
ここだけ空気が違う。
一瞬のことだ。
焦げ茶色で、ビール瓶のようなガラス窓のある扉が白い壁にはめ込まれていた。
無意識に、その少し錆びたドアノブに手をかける。
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