long

□ツンデレ小猫はいかが?
1ページ/2ページ



「猫欲しいよなー」


「猫ぉ?」



大学の学食で、いつものようにA定食を選んで、いつものように端っこの席に座って、黙々と昼飯を食べている時だった。

俺の昔からの幼なじみであり、親友の、久保 孝典(クボタカノリ)が呟くように言った。

こいつは、極度の動物好きだ。
ハムスターに犬、ウサギ、熱帯魚に亀、蛇、インコ、リス、ひよこ、モルモットその他もろもろ。

まぁ、最後まで育てた所を俺は見たことがないが…


「なんでまた猫。いままで飼ったことなかったのかよ」


「それがさぁ、親猫アレルギーで飼えんかったわけよ。んで、大学入って一人暮らししてさ、まだ猫飼ってないこと思いだしたんよ!」


「また、引き取り人俺が探すことになるんだろ。悪い事は言わん。やめとけ」


「いーや!飼う、絶対飼うから!俺、午後サボるから、じゃあな!」


風のように去っていく孝典を見ながら、俺、蓮堂 悠二(レンドウユウジ)は溜息をつく。

さて、昼飯を食べ終わったが、時間があまった。

というわけで、俺の紹介でもしよう。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ