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□ツンデレ小猫はいかが?
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「猫欲しいよなー」
「猫ぉ?」
大学の学食で、いつものようにA定食を選んで、いつものように端っこの席に座って、黙々と昼飯を食べている時だった。
俺の昔からの幼なじみであり、親友の、久保 孝典(クボタカノリ)が呟くように言った。
こいつは、極度の動物好きだ。
ハムスターに犬、ウサギ、熱帯魚に亀、蛇、インコ、リス、ひよこ、モルモットその他もろもろ。
まぁ、最後まで育てた所を俺は見たことがないが…
「なんでまた猫。いままで飼ったことなかったのかよ」
「それがさぁ、親猫アレルギーで飼えんかったわけよ。んで、大学入って一人暮らししてさ、まだ猫飼ってないこと思いだしたんよ!」
「また、引き取り人俺が探すことになるんだろ。悪い事は言わん。やめとけ」
「いーや!飼う、絶対飼うから!俺、午後サボるから、じゃあな!」
風のように去っていく孝典を見ながら、俺、蓮堂 悠二(レンドウユウジ)は溜息をつく。
さて、昼飯を食べ終わったが、時間があまった。
というわけで、俺の紹介でもしよう。