優夢

□イチャイチャしたい。4
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「………」

部屋の真ん中で座り込み
目の前のモノに固まっていた…

「………」

明日は、カカシの誕生日…
プレゼントは別に用意してあるが…

『結婚したんだろ?
 だったら一回くらい遣ってみろって』

ゲンマに言われた言葉を鵜呑みにして
何とか…買った…

「………」

しかし…
しかし、だ…

あくまで、この手のモノが似合うのは
女性であって、間違っても
自分みたいな男が似合うものでは無い

「………」

カチカチと音がして
ハッと顔を上げる…

「あ、嘘だろ…」

時計は7時50分
カカシと約束したのは8時

食事も、お風呂も
言われた通りに準備した

「……っ///」

意を決して立ち上がり
カカシを迎える準備をした…


「イルカ〜」
『っっ』
「入って良〜い?」
『は、はい…っ』

緊張した様な声が聞こえたが
ユックリと扉を開けた…

「ただーいま」

玄関で靴を脱ぎながら告げれば

「お…お帰りなさい…」
「うん…ただ…い…」

振り返り…カカシが固まった

「あ、あの…食事に、しますか?
 えと…お風呂?」
「………」
「あ…あの…その…」
「………」

カカシは瞬きすら忘れて
イルカに見入っている

「お…ぉ…れ…で、すか///」

モジモジしながら
落ち着かなく、下ろした髪の毛を弄る…

「………///」
「え〜…と…」
「す…すみ、ません…///」
「いや…ね、イルカ…」
「はい…」

手招きされてカカシに近付けば
直ぐに抱き寄せられた

「んっ…」
「…どしたの…急に」
「だ…って、ゲンマさん…が
 新婚、なら…普通って…」

カカシのベストを握り
ビクビクと震える

イルカの柔らかいお尻を揉みながら
ジーっと、イルカを見詰めた

「食事って…このまま?」
「え…ぇ?」
「この恰好の侭…
 あぁ…駄目だ…俺が無理…」
「んぁっ…」
「ごめーんね…勃っちゃった…」
「んんっ」

グリグリと腰を押し付け
すっ、と…イルカを抱き上げた

「カカシ…さん?」
「イルカが最初で、風呂入って、食事
 で…最後にイルカ」
「にっ、二回も!?」
「うん」

ニッコリ笑ってイルカをベットに座らせて
自分も上を脱ぐ…

「あ…あの…」
「ん?」
「き…もち、悪く…無い、ですか…」
「何が?」
「俺の…こんな恰好…」
「裸エプロン?」
「はぃ///」

イルカの耳元に唇を寄せて

「可愛い…」

と…甘く囁く…

「イルカは、何してても可愛い…
 …ホントだよ?」
「でも…」
「俺のお嫁さん」
「カカシさん?」
「かっわい〜ね…イルカ」

自分以外に見せない顔で
イルカの肌に唇を落とす…
指先がエプロンの裾から
そろそろと入って来た

「は…っ、う…ん」
「脚…立てて…」
「ん…」

エプロンで隠れた場所に
指先が届けば
イルカから切ない吐息…
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