優夢

□ワルイコトシタイ
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「すみません…」
「いや…大丈夫だよ」
「でも…他の方とはぐれて…」

しょんぼりと肩を下ろし
背中を丸めている…

「平気でしょ、あっちは特別上忍二人だよ
 それより、こっちおいで」

窓の向こうでは、狂ったような雨…

「はたけ上忍…すみません…」
「だーから、大〜丈夫だって」

手招きしながら呼べば
やっと火の傍に来た

「服、乾かしたら?」
「あ…はい」

反射的に頭を下げて
額宛てを外す…
濡れた前髪がパラリと落ちた

「……あの…任務中…」
「ん〜?」
「ちょっと…任務中、ですって…」
「うん…そだね…」

上を脱いだ途端
背中から抱かれた…
カカシの冷たい素肌が、背中に触れる…

「…はたけ上忍」
「………」
「はたけ上忍」
「………」
「あぁ、もう…カカシさん」
「なぁに?」
「今は任務中でしょう…
 何考えてるんですか」

カカシの手を抓って問えば
ヘラリと笑われた

「とりあえず…下を脱がそうかなーって」
「…脱がせなくて良いです…」
「どーして、下着も乾かさないと…」
「うわっ!!」

一気に下着の中に手を入れられて
思わずビクリとした
その反応に、カカシが肩に顎を乗せる

「ね…イルカ先生…下も脱ごうよ…」
「ゃっ…何、馬鹿な事…」
「機密文書も無事に渡したし
 あとは帰るだけでしょ…」

耳元で恐ろしい位に、甘い声を出してくる…

「な…んで…俺が…」
「んん?」
「貴方達、三人で…充分な筈なのに…」

カカシの手が
徐々に下を脱がせ始める…

「一緒に任務に出たかったから…」
「っ…」
「俺一人だと色々問題があったから
 ゲンマとハヤテも連れて来た」
「ゃ…カカシ、さん…」
「イルカ先生と…任務に出たかったんだよ…」

項に舌を這わされて
カカシの手が、緩くイルカのを包み込む…

「な…に…して…」
「こんな火じゃ寒いでしょ…
 暖めてあげる…」
「っ、いら、ないっ…」
「ダーメ…こんなに冷えて…可哀相…」

ゆるゆるとイルカのを扱きながら
下を脱がせ、空いた手が胸を撫でる

「んっ…」
「背中も冷たいね…」
「ひっ…ぁ…や、め…」
「ん?」

傷跡に舌を触れさせて
何度も唇を押し付ける

「あっ…ぅ」
「イルカ…」

強引な恋人の手を止めたいのに
雨に濡れ、冷えたせいなのか
頭がボーっとしてくる

「んぁっ…カ、カシ…さ…」

前のめりになるイルカの腰
その下に滑り込む…

「ぁ…ぅん…んっ」
「感度良いね…今日も…」
「ゃ…っ、あっ…あっ」

口に含み、鈴口に舌を立て
軽く動かすだけで、イルカの腰が震えた
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