月光

□SEVENTH HEAVEN
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とにかく、もう…

好きで、好きで、好きで…

初めて挨拶をした瞬間から

あぁ、俺はこの人が好きだ

なんて、想ってしまった。

「………」

けれど、相手は男で上忍
それも、里の最終兵器でエリートで
各国のビンゴブックにもS級で名前が載ってるような男

「はたけカカシ」

名前を口にするだけで
耳まで真っ赤になって行く…

理由なんか無い。
何処が好き、なんて
逐一言える方がどうかしてる…

どうしても挙げるなら、答えるなら

『総て』

はたけカカシの総てが好きなのだ…

女性関係も性格も
任務内容も
実の所、余り良い話は聞かない

それでも、好きなのだ…

先週は同僚が廊下で振られていた

『悪いけど、好きな人居るから』

好きな人って誰だろう…
あのはたけカカシが好きになるんだから
相当美人か、上質な女か

そもそも、どんな人がタイプなのだろう
話に聞くのは、毎回違う…

「……あ〜もう…」

それでも、好きなのだ…

はたけカカシが…

任務となれば
女子供でも手にかける

性格は若干、変わっている

そう、耳にしても…駄目だった

「…好きです…」

ベッドに座って
大切に、一枚の紙を抱きしめる
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