甘夢

□Sparking Girl
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任務から帰って来て
久々に里の中を見て歩いた…
顔馴染にも逢って
話しをしていると
不意に動きが止まった…

「どうした?」
「あ…うん」
「カカシ?」

カカシの目線の先には
1人の女性…

「中々、可愛らしい女性だな」
「え?」
「違うのか?」
「いや、違わないけど…」

カカシの態度に、ガイは首を傾げるが
気にせず歩き始めた

「うん…可愛いんだけど、ねぇ」

ポツリと呟き
カカシもガイの後を追った

一方…

「…悪質な嫌がらせだ」
「んな事ねぇだろ」
「ただの女装より良いですよ」

愉しそうに笑うゲンマと
小さく咳込むハヤテ

「お、カカシじゃん」
「任務済んだみたいですね」
「……」
「イルカ、誘って来い」
「嫌ですよ!!」
「ゲンマさん…大変です」

ハヤテの声に振り返ると
ガイを連れたカカシが自分達に向って歩いてくる

「よぉ、カカシ」
「あぁ」
「お疲れ様です」
「うん」
「カカシ、やはりその方が気になったのか」
「ん〜…気になった、って云うか」
「いっ!?」
「ちょっと、連れてくから」

答えるより先に
イルカの手を引いて行ってしまった

「ゲンマさん、連れて行かれました」
「馬鹿、追いかけるんだよ」
「む、何を焦っている?」
「ゲンマさん、ガイさんが怪しんでます」
「阿呆!!今はカカシだろっ!!」

走り出したのは
ゲンマ1人…
ハヤテはガイに総てを話した。
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