甘夢

□Crash
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アカデミーに行って、仕事をして
買い物をして、部屋に帰る…

食事を済ませて
あとは、寝るだけ…

日常、繰り返される日常


「………」

それが…

したたかに破壊される。


「イルカ先生、どうしたんですか
 そんなに嫌そうな顔して」
「…そう、見えますか?」

その言葉に、うん、と答えて
手にした本を、テーブルに置いた

「…いつから、ですか」
「ん〜…昼頃ですかね」
「……」
「イルカ先生、アカデミーで口きいてくれなかったから」

小さく、笑われた…
苛立ちはないが
何と無く、複雑な心境になった

「俺は平気なんですけどね〜」
「………」
「誰に見られても、知られても」

そういって、手を伸ばし
イルカの腕を引き寄せる

「俺は…カカシさんみたいには、思えません…」
「俺が相手だと恥ずかしい?」
「そうじゃないです」

答えてる最中から
胸元を撫でられる…
僅かに反応を返すと、喉の奥で笑われた…

「…っ、話は…まだ…」
「うん、聞いてますよ」
「っ、ぁ…嘘、つき…」

スルリと伸びた手が
足の間に置かれ、軽く握られる

「ゃ…カカシ、さんっ…
 待って、下さい」
「嫌だって言ったら…」
「ゃ…ん、ぁ…カカシ、さ…っ」

布越しに扱かれて
体は呆気なく開かれて行った…

優しいキスも
丁寧な愛撫も

何故、自分に向けられるのかが
今市解らない…

解らないから、怖い…

「ぁ、ぃや…です…」
「ん?」
「離して、下さいっ…」

カカシに背中から抱かれた侭
その手の動きに
快楽を覚え始めた体が
勝手に疼き出した…

「んっ、んぁ…あっ」
「イルカ先生…可愛い…」

耳元で低く囁かれ
思わず腰が震えた……
衣服を脱がされ
今度は直に触れられる

「ん…ぁ、ぁ…」
「どうしてこんなに可愛いんだろ…」

目を細めて見つめられると
それだけでゾクゾクしてくる…
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