ッックローバーの国のアリスッッ

□奴は馬。
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「アリス、俺って動物に例えると何に見える?」

「は?」

「だーかーらー、俺を動物に例えると何に見える?」

いきなり何を言いだすんだコイツは。

「…例えば?」

「ペーターさんは兎だろ?猫くんは猫だし…帽子屋さんのとこの兎さんは犬だろ?じゃあ、俺は?」
いや、エリオットは兎だろうとこっそり心の中でツッコミをいれる。

時は昼、場所は森。

なんでこんな所にテントを張り、焚火をしているのかは…皆さん想像が付くでしょう。

なので、敢えて言いません。

「そうね…ビバルディは猫だし、ブラッドはライオンだし…ディーとダムはリス、ナイトメアは蓑虫、グレイはクロヒョウ、ピアスはまんま鼠だし…」

「うんうん」

アリスは、はた、と考えた。エースが似てる動物…?何かしら…?

「うーーん………………………………………………………………………」

「……。」

「…………………………………………………………………エースは馬ね」

「馬?」

「しかも野性馬。茶色の奴。」

「へぇ、馬か、悪くないな。」

「しつこいし、体力有り余ってるし…寝かせてくれないし」

最後の方は聞こえないようにいったハズ…なのだが。

「ははッそうだね、その通りだ。アリスは動物に例えると…俺が馬なら、雌馬かな、はははッいいね、それ。じゃあ…」

アリスは地面に押し倒された。

「子馬。たくさん生んでくれるよう…俺、頑張るからさ。アリスも頑張ってくれよ」

ニッコリ笑ったその顔は…全然爽やかじゃなかったそうな。















アリスはその30時間帯後に、ようやく開放されたそうだ。
意識が無いまま。



















END。。。。。

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