ッックローバーの国のアリスッッ

□やっぱり兄弟
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「何これえええええええぇぇぇえぇ!!!!」

その日はアリスの叫びから始まりました。






















アリスは前時間帯、ピアスの所にいた。
彼とアリスはトランプゲームをしたのだが、アリスは彼に負けてしまった。
…それが運の尽きだったのだ。

なんだか疲れたのか、とても体がだるかったので、滞在先の帽子屋に帰ってきてすぐに自室で眠ってしまったのだが…

目覚めたらこうだ。

アリスはシーツを被り、動揺していた。

どうしよう、どうしよう

あいつらに見付かったら何をされるか解らない。

色々な事を想像し、ブルブルと首を振る。
このままじゃ、危ない。
逃げなくては!

しかし、そんな考え虚しくドアの前にはワラワラと帽子屋ファミリーが集まり始めていた。ヤバイ
、ヤバイ、ヤバイ!

「お姉さん?どうしたの?」

「お嬢さん、G(ゴキブリ)でも出たのか?」

「まさか倒れてんじゃ…!アリス、開けるぜ!」

「まッ…開けなッ」

「ぉらッ」
掛け声と共にドアは圧し破られた。

「アリス!」

「はっ…入って来ないで!!」

シーツに包まったままアリスは叫んだ、
のに、
…誰も聞きやしない。
まあ当然と言えば当然だが。

「どうした!アリス!」

シーツを持つ手も虚しくシーツは剥ぎ取られた。

「いやあ!!」

「「「「…は?」」」」

帽子屋ファミリーは驚いた。これまでに無いほどに。
なぜなら、なぜなら、アリスは…アリスの体はまるでーーーーーー………





















『男』そのもの
だったから




















「…ッだから入って来ないでって…」

「………。」

「………。」

「………。」

「………。」

男性陣無言、そして…ア然。

「あの……」

「………。」

「………。」

「………。」

「………。」

5分経過。

「え…っと…」

「………。」

「………。」

「………。」

「………。」

20分経過。

「ぁ……ぇ」

「………。」

「………。」

「………。」

「………。」

30分経過。

「………。」

「………いや」

「………?」

「?」

「?」

30分たってようやく一人口を開いた。

「………何?ブラッド」

「これはこれでアリかもしれん」

「………実は俺も思った。」

「うんそうだよ」

「ありだね」

何がアリなのか? アリスは首を傾げた。しかし…嫌な予感はする。

「え…一応聞いておくけど…何が?」

「解らないか?私は…どっちもイケる。」

ゾワッ

寒気がしたのは気のせいではないだろう。ここにいたら間違いなく………ヤラレる!!!

「ひッ…」

アリスが駆け出そうとすると手を掴まれる。

「さあ…アリス。男同士でたのしもうじゃないか」

ブラッドの手がアリスのフトモモを撫でた。

「…ッいいいいいいいいいぃぃぃぃぃやあああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!」


その日アリスは地獄を見たと言う…。





END。。。。。

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