小説
□ある日のあさ/小島 陸斗15歳、おねしょ・おむつ・おもらし
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ピピピピピピ…
「う〜ん…」
目を擦りながら1分間アラームを鳴らし続け、たった今仕事を終えたデジタル時計のアラームを止めたのは小島 陸斗、15歳。
時計の示す時刻は7時1分…。
ドアをノックする音。
聞こえていないのは承知の上だ。
「おーい、学校行くんだろう?」
「ん〜…」
ほんの少し体を動かす。
「入るぞ。」
父親が見たのは、毎日恒例の寝相が悪く寝起きも悪い末息子の姿。
「もう7時40分だよ。」
「え〜…?まだ7時〜」
少し覚醒してきたよう。
「二度寝したんだろう。」
「えっ嘘!」
がばっと跳び起きる。いくら寝起きが悪くても、この時間になることは滅多にない。
余裕を持って家を出る必要があるのだ、陸斗の場合…。
こんなかんじに。
「拭いてやるから今朝はシャワー我慢してな。」
そう言うと、父親は陸斗の掃いていたズボンに手を掛けた。
その下から出てきたのは、たっぷりと水分を吸収してぱんぱんに膨らんだ紙おむつ。
表面はうっすら黄色くなっている。
「おーっ、今日もおむつ大活躍♪」
この父親は15歳になっても毎晩おねしょをする息子のことを、心配こそすれ、怒ったり呆れたりしたことは一度もない。
陸斗は陰部を拭われ、パンツと制服に着替えた後、父親の「送って行く」の言葉に甘え、車に乗り込んだ。
10分程走った頃、陸斗は下腹部の張りに気が付いた。
慌てて準備してきたので忘れていたが、今朝はおしっこをしていない。
いつもはおむつの中で済ますか、シャワーの最中にしていたのだ。
(どうしよ…今戻ったら絶対遅刻するし…)
陸斗は学校まで我慢することにした。
だが一旦気付いた尿意を紛らすのは容易ではなく、腰を浮かせたり足をばたつかせたりする。
本当は股間に手を持っていきたいのだが、父親にばれると家へ引き返すと言われてしまう。
なので必死で他の方法で我慢する。
更に20分程して、ついに挙動不振な行動でばれてしまった。
「陸斗、おしっこだろ。」
この頃には尿意はすでに限界になっていたので、素直に頷く。
「さっき通ったコンビニに戻るからもう少し頑張れ」
早く着け、と思いながら股間をぎゅっと握り締める。
だが、タラタラとおしっこが出始めてしまう。
「おと…ぅさっ…、」
「もうちょいだ。我慢できそうにないか?」
「ふっ…う…っ」
我慢のし過ぎと情けなさで、涙がでてきた。
その間にも、おしっこの侵食は続く。
お尻と押さえてる両手はびしょびしょだ。
「も…っ、だめっ…!」
チューッ、シャッーー
我慢していたおしっこが、どんどん尿道を通ってパンツに染み込んでいく。
長い長いおもらしが終わって、
「今朝は急いでたし、仕方ない。帰ろうな。」
父親はそう、なぐさめてくれた。