DUMP

□お子ちゃマ
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「失礼するよ、グウェン」
「何だ?」
「コレ持って行くように頼まれたんでね」

コンラートが机に置いたのは、1mはあろうかという書類の山。

「・・・・・・・・・・・・」
「大変そうだね。手伝おうか?」
「・・・・・・頼む・・・」
「あ、じゃあちょっと水飲ませてくれ。指南の後、そのままこっちに来ちゃったから」

グウェンダルから了解を得て、コンラートは水差しとグラスを取った。
口元へ運んだグラスを傾け、中身を喉に流し込む。
と・・・。

「うっ!」

突如発せられた声と共に、落下したグラスの割れる音とコンラートが倒れる音が響いた。

「コンラート!?おい、どうした!!」

慌てて駆け寄ったグウェンダルは、そこにとてつもないものを見た。

「な・・・!?」




事件は、唐突に訪れる。



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