●スラムダンク●長編 Cherish (三井)

□雨@
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いつもの様に名無しさんは三井と帰る。




(こうやってダミー彼氏になってくれてるからヤキモチみたいな感情が出てきちゃったんだよね。そうそう!
リョータ君より好きになれる人なんてそうは居ないよ。うん。)

















「先輩ってね、彼女つくったりしないの?」



急に何だよと言う三井にいいからと返す名無しさん。


「んー面倒なんだよなぁ。好きな奴ができれば考えねぇ事もねぇけど…。」



少しホッとした自分がいるのを名無しさんは気づかなかった



「えー!!付き合うのが面倒!?好きな人と付き合うのが!?
あたしは次に好きな人ができて付き合えたら幸せすぎて死んじゃうかもしれないよ(笑)」



大袈裟だなぁと笑う三井

「だってそうだもん!好きな人ができるって事はリョータ君より好きって事だよ!?
これはスゴイ事だよ!!」



興奮する名無しさんを見ながら三井は思った。

(そうだよなぁ。
…過呼吸になるまで宮城の事が好きで悩んで…その宮城より好きだなんて本当にスゲェ事かも。)


「ねぇ、先輩って何でいつも前髪立ててるの?部活始まったらすぐ落ちてきちゃうのに。」



「セットして行っちゃ悪りぃかよ。」



「いやそうゆう事じゃなくて(焦)前髪おろしてる方があたしは好きだなって思って^^あ、無造作ヘアはすごく似合ってるよ♪」




「そ、そうか?///」


三井は予想だにしない言葉に照れを隠すのに必死だ。


「うん^^先輩は顔が怖いから前髪おろしてるくらいがちょうどいいと思うんだけどなぁ。」



三井の顔を見る名無しさん

「///顔が怖いって失礼な奴だなι」


「でも顔が怖いからダミー君に選ばれたんだよ?(笑)」


何も言い返せない三井はスタスタと歩いていき、名無しさんは待ってよ〜と笑いながらついて行った
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