●スラムダンク●長編 Cherish (三井)
□過去
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「謝るな。早く楽にしてやりたかったんだ。気にする事はねぇよ。」
名無しさんを自分の方に向かせた
「本当…?」
「おう。俺は…大事な人はいるけどょ…名無しさんも同じくらい大事なやつだ。こんな事ぐらい言わなくてもわかってくれよ///」
リョータは名無しさんの頭をわしゃわしゃっと乱暴に撫でた
「うん…///あ、あたしだってリョータ君はすごく大事な人だからね////」
名無しさんは
やっぱりリョータには彩子と幸せになってほしいと思った。
自分をこんなに大事に思ってくれている
そんな人を困らせたくなかった
悲しい顔をさせたくなかった
(どのくらい時間がかかるか分かんないけど…もしかしたらずっと好きなままかもしれないけど…)
いつか…本当の笑顔で
リョータ君と
彩子さんと3人で
笑い合える日が来るといいな。