長編 ひまわり(水戸)
□13話
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次の日
洋平が家に遊びに来ていた
「どうぞ^^」
名無しさんはテーブルにジュース二つとお菓子を出した
(平常心平常心…)
心の中でそう唱えていると洋平が口を開いた
「昨日ミッチー来ただろ?」
「え…?」
(な‥何で!?)
名無しさんは動揺を隠せない
「バイト中おつかい頼まれてその時ここの前通ったんだ。そしたらミッチーと二人でここ入ってくのが見えた。」
洋平は名無しさんの顔を見ない
「あ…あたし図書館で気分悪くなっちゃって…送ってもらっただけだよ^^ごめん言ってなく…」
「何で嘘つくんだよ!」
突然の洋平の大声に名無しさんの体がビクッと動いた
「昨日は勉強教えただけだって言ってたじゃねーか。」
「そ‥それは…」
今まで見たことのない洋平に名無しさんは怖くなった
(でも言えない‥言えないよ…)
名無しさんは唇を噛んだ
(あたし…どうしよう…)
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