●スラムダンク●長編 Cherish (三井)
□すれ違い
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「今日はこれで終了!!」
ひょこっ
黒崎ゆめがまたタオルを手に三井の元へ駆け寄ろうとしていた
(また…いい加減ガマンの限界だぞ?)
そろそろ名無しさんも限界にきている
「ちょっと!」
彩子が黒崎を止めた
「…はい?」
黒崎が首をかしげる
「見に来るだけならいいんだけどあんまり立ち入らないでもらえる?流川のファンだって守るとこ守ってるでしょ?それにあたし達2人で十分部員のサポートできてるから。」
(彩子さんナーイス!!)
名無しさんは彩子の言葉に感激した
「あ…ごめんなさい……あたしはただ三井先輩を応援したく…て…っう〜」
黒崎はポツリポツリと涙を流し始めた
「ちょ…泣かなくてもいいじゃないっιあなただけ特別扱いはできないからι」
彩子がそう言うと黒崎は驚く発言をした
「好きな人のサポートしたいと思うのはダメなんですか…?」
「「「!?!?!?!」」」
黒崎は公衆の面前で三井に告白(したようなもの)
今まで気づかなかった三井もさすがに気づいた
「お、お前…!?///」
三井の顔が赤くなった
ブチッ
「「「ん?何の音…」」」
「あんた!三井先輩とあたしが付き合ってる事知ってて言ってんの!?
もうガマンできない!先輩の彼女はあたしなの!!先輩にちょっかい出さないでよ!
先輩も先輩だよ!あたしがいるのに何で彩子さんみたいに言えないの!?しかも赤くなってうろたえて信じらんない!!」