●スラムダンク●長編 Cherish (三井)
□同士
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リョータ君が帰ってちょっと昔の事を思い出してた。
(また袋持ち歩かなくちゃ…。せっかくおさまってたのになぁ。)
名無しさんは仰向けからうつ伏せになった。
ふと
三井が頭に浮かんだ
(……三井って人とあたし少し似てるかも。あの人はケガであたしは彩子さん。壁にぶつかってグレて自暴自棄になって…
あの人がしようとした事はいけない事だけど、気持ちわからなくもないかも。妙な親近感わいちゃう。)
「名無しさんー、ご飯食べなさーい。」
名無しさんの母が呼んでいる
「はーい!」
名無しさんは階段を降り食卓へついた。
(お母さん何も聞かない。リョータ君から過呼吸のこと聞いてるのに。
でもこれがお母さん流の優しさなんだよね。ニコニコして他愛ない話をしてくれて。ありがとうお母さん。)
名無しさんは明日に備え、お風呂を済ませるとすぐベットに入った