長編 ひまわり(水戸)

□10話
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「ごめんっ‥あたしが悪いの…」


「え…」



「ヤキモチ…。さっき‥愛川さん…すごくキレイで華があって…洋平くんと仲良さそうでっ…何か色々考えてちゃって‥っごめん…!」


名無しさんは胸が苦しくなった



名無しさんが泣いているのに、と思ったが洋平は嬉しい気持ちは隠せなかった


そっと名無しさんを引き寄せた


「悪りぃ‥ヤキモチ妬いてくれて嬉しいわ。愛川と俺はただの連れだけど気になる事あれば言って。」


「いいの…?」


「あぁ。」


────



名無しさんは気持ちを全て言った



「えーと…愛川とは中学が一緒で家知ってるのは薬局だから。愛川が言ってたあの子ってのは…愛川の連れで、俺その子にずっと告白断ってきてたから‥彼女いること伝えるんだろうな。」


「そうなんだ…ごめん急に泣いたりして‥」


申し訳なさそうにする名無しさん


「全然かまわねーよ^^」


洋平の笑顔を見て名無しさんはホッとした



「…洋平くんてモテるよね。かっこいいし優しいもんね…」


「俺の事そう思ってくれてるって事?だったら嬉しいんだけど(笑)」


「狽「や…!そうじゃ…そうです‥//」



名無しさんの顔は少し赤い

「ハハッ、サンキュ^^」



(やっぱ洋平くんにはかなわない…υ)



「夏休み入ったらいっぱい遊ぼうな^^」



「え…バイトは?」



「毎日24時間バイトする訳じゃねぇから(笑)いつも部活見学や俺のバイトやらで丸一日遊んだ事ねぇから夏休みくらいはな^^それに宿題も手伝ってもらわねぇと(笑)」


「…じゃあ1教科千円で(笑)」

「冷た!!金取るのかよ(笑)」

「ウソ、冗談だよ(笑)」




憂鬱だった夏休みが楽しみに変わった




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