●スラムダンク●長編 Cherish (三井)

□親衛隊
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女子数人が少し名無しさんに近づいた

「あのさ…1つ聞いていい?」

「何?」

「本当に流川君の事は狙ってないの?」

「はぁ?いい加減信じなよι」

名無しさんは呆れて手が止まった


「だってだって、あんたみたいなのが狙ってたらみんなの流川君があんたの流川君になっちゃうからさぁ(笑)」


「ないないないない(笑)あたしは彼氏いるよ?(ダミーだけど)」

「じゃあプリクラ見せて」

突拍子もない申し出に名無しさんは驚いた

「撮ってないよι」

「えー!?普通撮るよ!デートはしないの!?」
「し、してないよι」

さっきより大きな"えー!?"が聞こえる

「やっぱ怪しいよ…」 「そんなカップル聞いた事も見た事もない…」 「やっぱり流川君狙いなんじゃ…」


「(もぉ〜こいつらι)そういえばι!今週の日曜は先輩と初デートだったぁなーιた、楽しみーιどこ行こうかなーι」


本当に?とまだ疑う女子たちにウンウンと首を縦に振った

(よーし嘘も方便方便…)「じゃあ日曜あたし達は後ろから見守るわ☆プリクラも撮りなさいよ^^」


「はぁぁああ!?あの、ほら…初デートなんだよ?後ろから見守るってゆうのはι」



「「…やっぱり流川君を狙って…」」


「あぁもう分かった!分かったからι」


女子たちの顔がパァッと輝いた


じゃあ時間と場所決まったら連絡してね、とアドレスを書いた紙を渡された


(勢いでいいよ、なんて言っちゃったけど…とりあえず帰りに殴られた事は省いて先輩に相談してみよι)
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