ロイヤルナイツの姫君
□序章
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イグドラシル内で白い鎧に身を包んだ彼は立ち上がり、マントを靡かせ部屋を後にしようとすると背後から声を掛けられた
「外回りか?」
「・・あぁ」
彼は振り返ることなく、部屋を去った。森の傍を飛んでいるとふと彼の聴覚に響いた声に立ち止る
「・・ん?これは、声?・・泣き声?誰か泣いているのか?」
森の中へ入り、声のする方へ飛ぶ
「・・この辺りか?・・だが、デジモンの気配を感じないのは何故だ?幼年期であろうと感じないことは無いと言うのに」
それは声の主を見て納得した。其処に居たのは、デジモンではなかった
「・・・これは」
それは、少女と終局の騎士の出会い
それは、これからの物語の始まり