ZXA小説
□サンタが部屋に不法侵入する
1ページ/7ページ
12月24日
それはサンタクロースが全国の子供達にプレゼントを配るため、家に不法侵入してベット(あるいは布団)の横にプレゼントを置いて帰っていくと言うイベントです。
まあサンタの正体はアレなんですが、純粋な子供がこれを見ている可能性がないとは言いきれないで、それはタブーでいきます。ちなみに作者は中二まで知りませんでした
前置きはさておき、ただ今12月24日。深夜でございます。
そこに彼女達はいました。
イン・オリキャラ少女達の部屋。
「グッドイブニーング!ツキリと」
「・・・・・・」
「鬼神ちゃん。せっかく年内に出演できたんだから喜ばないと」
「でもさ、ツキリ」
「なに?」
「この格好は・・・」
ツキリとサンルは、二人ともサンタクロースの格好をしていました(ミニスカート&スッパツ使用)。サンルは大きな袋を抱え、ツキリはメモ用紙を持っていました。
「え?なにか問題あった?放送コードには引っかかってないはずだけど」
平然とツキリが言います。
「いや、だから・・・なんでスカートかって」
「何言ってるのさ鬼神ちゃん。女の子のサンタのコスプレミニスカート使用はDSが二画面であるほど当たり前なんだよ!!」
熱弁するツキリ。DSが二画面ではなかったら完全に不良品ですが
しかもツキリは続けて
「折角鬼神ちゃんの為を思って仕方なくスパッツ使用にしたのに」
つまらなさそうに言います。
「あ・・・もう、いいや」
明後日の方向を向いて、サンルは言いました。
「そっか。じゃあ早速配ろう」
ツキリはそう言うとメモを見直し始めます。
「何をだ?」
キョトンとするサンル。
「決まってるでしょ?プレゼント」
「それはサンタに任せれば良いんじゃないのか?」
サンルは首をかしげて言います。
「何を言う。こんな夢も希望もない場所にサンタが来ると思ってるの?」
「思ってる」
サンル即答。
「・・・・・・」
ツキリ絶句。
「ツキリ?」
「・・・・・・さあ。早速プレゼントを配ろうか」
「そうだな」
こうしてオリキャラ美少女(?)二人組みのプレゼント配り(と言う名のサンタごっこ)が始まりました。