ZXA小説
□夏休みだよ!海に行こう!
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「よし!夏だしどっか行こう!」
アルバートが唐突に言い出したのが原因で、どこに行くのか言い合いになりました。
「山だ!山登りして、足腰を鍛えるんだ!!」
「・・・・・・北海道。涼しいから・・・」
「パンドラちゃんが行きたいって言う所ならどんなところでも行くぞ!・・・でもさ、北海道ってどこだ?」
「・・・・・・・・・・・・・」←特に意見はない
「少なくともあの女が言うところには行きたくないな」
意見がバラバラめちゃめちゃ。そんな時
「海だよ!海に行くべきなんだよ!!」
唐突に叫ぶのはテティスです。しかもなにかがいつもと違う
「・・・・・・・テティス?なんかお前、いつもと雰囲気違うくないか?」
アトラスは呆然として言います。
だってテティスからなんかオーラらしきものが出てる気がしないこともないから
「夏と言ったら海!それしか考えられないでしょ!!山は暑いし虫とか蛇とか出るし筋肉痛になるし!北海道?それは夏じゃなくって冬に行くところでしょ!?冬に行ってスキーを楽しむ所でしょ!?むしろ夏に行く都道府県って行ったら沖縄県でしょ!?日差しは強いしパイナップルが美味しいしなんと言っても海で泳げるじゃないか!!」
ぺらぺらと講義するテティス。しかも超熱心に
※全国の北海道出身の方ごめんなさい
「テティス。お前は本当に海のことになると性格が変わるな」
「当たり前でしょヘリオス!僕は毎年これに命を懸けることにしたんだ!!」
「そうか・・・・・・」
もう付いて行けないと思った。
「ね!これだけ言うんだからさ!海に行こうよ!」
テティスは言います。今までより熱心に
しかし
「アタシは海より山がいい。誰がなんと言おうと山がいい」
アトラスが淡々と言うと
「はあ!?なにいってんの!!海より山!?ふざけてんじゃないの!!?僕は君が海に行くって言うまでてこでもここを動かないからね!!」
耳がキーンとするほどのでっかい声。
「わかったわかった。海行くからそんなに怒るな。な?」
焦りながら言うアトラス。
テティスは一気に表情を和らげ
「わーい!じゃあ早速準備してくるねー!」
楽しそうに自室へと帰っていく
「・・・・・・おとなしい奴ほど怒らせると怖いって言うな」
「それがどうした」
「今日改めてそれを実感した気がする」
「気に食わないが同感だ」
「つーかお前らホントに気が合うんじゃねーのか?」
『黙れプロメテ!!』
怒られた。
「さて、とっとと支度して海に行くか!」
『おおーーーーーーーーー!!♪』
ツキリとサンルがシャウトします。近くにはベニがいます。
「お前らは留守番だ!!」オリキャラのくせにでしゃばるんじゃない!!
『えぇーーーーーーーーーーー!?』
「当然だ」
ヘリオスが言いました。