ZXA小説

□お料理奏死曲第二楽章
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イン、サンルの部屋。全員集合中。


「お前が意味不明なこと言うから何事かと思ったら・・・」


アトラスが言います。


「ツキリが熱中症で倒れただけじゃないか」

「だってネッチュウショーなんて知らないもん」


サンルは少ししょんぼりして言います。

ツキリは部屋の隅で寝ています。と言っても寝ていると言うより、死にかけの魚に近い。つまり虫の息。


「それ、言い訳にもならないぞ」

「ところでサンル。何でまたツキリは熱中症に?」


テティスが言います。


「えっと・・・実は」










回想シーン


「やったー!ついに三日前に買ったメタ○ギアクリアーしたー!!」

「おめでとうツキリ!」

「いや〜。寝る間も惜しんでやり込んだかいがあったよ〜」

「暇さえあればゲームしてたもんね」

「そうそう。今日みたいに暑い日でも我を忘れてプレイしてたから・・・」

「してたから?」

「いっ・・・・・・・意識が朦朧として・・・」


ばたっ


「ツキリ!?どうしちゃったのツキリ!ツキリ!ツキリぃーー!」


回想終了










「・・・・・・つまり、ゲームのしすぎで熱中症になったと」

「うん」


サンルは頷きます。


「・・・サンル。自業自得って知ってる?」


テティスが言います。


「なにそれ、おいしいの?」

「いや、知らないならいいんだ」

「貴様はどんな電子頭脳をしているのだ」


少し呆れて、ヘリオスが言います。
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