ディスガイア小説

□サバイバルデスバトル
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ディス2の連中で一番強いのは一体誰か・・・

今、負けられない戦いが始まる!



場所・ホルルト村の近くの森
ルール
・HPがゼロになった時点でリタイア
・自主的にリアイア可
・武器や魔法の制限無し
・十五歳未満の参加不可(危険すぎなので)
・優勝者には作者がどんな願いでもかなえてあげます
・制限時間は無し。思う存分やれ



「はっはっはー!やあ!全国一億八千万人のファンの諸君!みんなのダークヒーローアクターレ様だぞー!」

「・・・・・・」

バトルが始まった瞬間、一分の間もなくアクターレに絡まれたアデルは飽き飽きとした表情で、切り株の上に立ってどこぞかのモデルのようにポーズを決めている彼を見て思っていました。何時になったら戦うのかと

そんな彼の視線に気づいたのか、アクターレは

「おっと!いくら俺様がカッコいいからって、そんなに見つめられちゃ困るぜ!」

「見つめてねーよ。それより、何時になったら戦い始めるつもりだよお前は」

もういい加減開放してくれ・・・といわんばかりに呆れるアデル。すると突然アクターレは切り株の上から飛んで空中で一回転して着地すると

「フッ・・・甘い、甘いな・・・我がライバルアデル」

「誰がライバルだ誰が」

「俺様のこの溢れんばかりのスターのオーラ!これを全国ネットに乗せてパソコンか携帯の前の皆さんにお届けすれば!世界中が俺様の虜に!だからのっけから自己紹介して、作戦の第一段階“俺様の魅力を全国にお届け作戦”を成し遂げたんだ!わかったな!」

「・・・・・・」

アデルを指して自信満々に叫ぶアクターレですが、アデル自身、完全理解不能。

「さて、十分に俺様の野望を理解してもらった所で、第二段階“ライバルを倒して強さをアピール大作戦”を実行するか!」

アデルは一パーセントも理解していないのに、アクターレは一人楽しそうに言い、ギターを取り出しました。

「おっ、もういいのか?」

「もちろん!実力は俺様のほうが577倍も上なんだし、先行はお前に譲ってやるぜ!」

キラリと純白の歯を光らせてアクターレは叫びます。さあ、どうするアデル。

「じゃあ手加減なしだな!」

「へ?」

可愛らしくアクターレが首をかしげるのもつかの間、アデルの猛攻が始まります。

「ノーウェイアウトぉ!」

「ぎゃああああああ!!」

猛攻が終わりました。アクターレの情けない悲鳴と共に


アクターレ。人間型キャラからのダメージを軽減できる能力があるにもかかわらず、アデルのノーウェイアウト一発で脱落。


見事やられたアクターレは、怪我悪魔治療用のプリニー達に運ばれていきました。脱落者は皆このプリニー達に運ばれていきます。

「プリニーッス」

「俺達こんな所でしか出番がないッス・・・」

そんなこと言われてもね。

「さて、これからどうすっかな」

軽くのびをして、アデルは呟きます。

「とりあえずロザリーでも探すか、アイツがまた一騒ぎ起こす前に・・・」

武器と魔法の制限がないので、ロザリーがバズーカ等でも持ち込み、そこら中を荒らしまわったりでもしたら、間違いなくこの森だけでなく周辺住民にも被害が出ると考えたアデルは、すぐにでもロザリーを見つけ出し、しっかり見張っておこうかと思い立った時でした。

「アデル」

後ろからよく聞き慣れた少女の声が、気品に溢れた彼女の声が聞こえてきました。

「何だ、そこにいたのか」

あんがいすぐに見つかったな・・・アデルがホッと一安心して振り返ると

「探したぞ、我の未来の夫よ」

そこにたのはまぎれもなくロザリー本人でしたが、目の色、身にまとっているオーラ、パラメーター、BGM、称号・・・全ていつもの彼女のものではありません。つまりは・・・

「え・・・もしかして・・・魔王・・・ゼノン?」

こくり。ロザリーもとい魔王ゼノンは大きく頷くと

「なんだってぇ―――――!!」

アデル絶叫。木にとまっていた鳥達が一斉に飛び立ちました。





魔王ゼノンが君臨しているなんて知らない弟子のうちの一人、性同一性障害少女リアスはというと

「くっそー・・・なんで昼時にこんなの始めるんだ・・・腹減ってんだぞこっちは・・・」

ハラペコ度がほとんど頂点に近く、槍を杖代わりにして森の中をうろついていました。食い物はどこだ

ぐうぅ〜。本日132回目のリアスの腹の虫の鳴き声。

「もう・・・駄目だ・・・」

ここでついにリアスは力尽きてパタリと地面に倒れました。このままだと確実に脱落してしまうでしょう、餓死で
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