過去拍手置き場

□第4話 暴走狂は今日も行く
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さてジルウェを連れた一行はガーディアンベース。つまりはガーディアンの本拠地に来ました。

「すごーい!空飛んでる!」

「マジ!うおー!スゲー!」

早速無邪気な子供のような感想を述べるヴァンとエール。とっても楽しそうです。

「おーい、早く司令室に行くぞー」

『はーい』

ジルウェの一声により、一行はガーディアンベースの司令室に向かいます。





で、司令室。

「ここが司令室?アニメ見たいね」

「すげー!」

やっぱり無邪気な感想を述べる二人。

するとヴァンが気づきます。

「あれ?そこの椅子に座っているのって・・・」

司令室の大きな椅子に座っている長い金色の髪で、ぬいぐるみを持った女の子・・・

今、その女の子が360°回転する椅子をくるりと180°回転させこちらを向きました。

「ようこそ、私達の本拠地、ガーディアンベースへ」

にこりと微笑み立ち上がり、そして驚愕のセリフ

「私がここの司令官、プレリーです」

「What!?」

エールは驚きのあまり、つい英語で返してしまいました。てか意味合ってるの?

ですがプレリーはそれほど気にする様子もなく一言

「私は、ここガーディアンベースの司令官のプレリーです」

「マジ!?何で!?」

今度はヴァンが驚いて聞き返しました。けっこう普通な驚き方です。

ですがプレリーはそれほど気にする様子もなく一言

「私はここの司令官のプレリーです」

「え!本t「もういいから。わかってるでしょ?一回言っただけでわかるでしょ?」

ジルウェの鶴の一声。

「プレリー、話を続けて」

「え、あ・・・はい」

そして話は本題に入る

「えっと、人々を襲う謎の機会生命体イレギュラー、それらは本来なら存在品はずのものです。数百年前の戦争が終わった時、ヒトと機械は争いあう事をやめたのですから・・・」

「でも今イレギュラーみたいに問答無用でヒトを襲う機械がいるから、まだヒトと機械は争ってるんじゃないの?」

エール、手を挙げて学校の生徒のようにプレリーに質問をします。

「あの戦争は、性格には人間とレプリロイドの戦争だから、イレギュラーは特に問題じゃないの。ガーディアンはイレギュラー発生の原因を調べ続けてきました。そして・・・操作の途中、私達はある科学者の研究所を見つけたのです」

「ある科学者って?」

ヴァンがプレリーに尋ねます。

その言葉にプレリーは少しうつむいて

「・・・調査中に行方不明になった、初代の司令官・・・私の、お姉ちゃんです」

「え・・・」

ヴァンが動揺した瞬間、エールの鉄拳(ライト:英語で右という意味)がヴァンの脳天にクリーンヒットしました。

「全く、人の心の傷開くような真似しちゃ駄目じゃない!これだからヘタレって言われるのよ!」

エールにきつく言われたヴァンはしゅん・・・と落ち込み

「・・・ごめんなさい」

「え、いいのよ。気にしないで」

プレリーの心はサハラ砂漠より広かった。
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