過去拍手置き場
□第4話 暴走狂は今日も行く
1ページ/4ページ
さてジルウェを連れた一行はガーディアンベース。つまりはガーディアンの本拠地に来ました。
「すごーい!空飛んでる!」
「マジ!うおー!スゲー!」
早速無邪気な子供のような感想を述べるヴァンとエール。とっても楽しそうです。
「おーい、早く司令室に行くぞー」
『はーい』
ジルウェの一声により、一行はガーディアンベースの司令室に向かいます。
で、司令室。
「ここが司令室?アニメ見たいね」
「すげー!」
やっぱり無邪気な感想を述べる二人。
するとヴァンが気づきます。
「あれ?そこの椅子に座っているのって・・・」
司令室の大きな椅子に座っている長い金色の髪で、ぬいぐるみを持った女の子・・・
今、その女の子が360°回転する椅子をくるりと180°回転させこちらを向きました。
「ようこそ、私達の本拠地、ガーディアンベースへ」
にこりと微笑み立ち上がり、そして驚愕のセリフ
「私がここの司令官、プレリーです」
「What!?」
エールは驚きのあまり、つい英語で返してしまいました。てか意味合ってるの?
ですがプレリーはそれほど気にする様子もなく一言
「私は、ここガーディアンベースの司令官のプレリーです」
「マジ!?何で!?」
今度はヴァンが驚いて聞き返しました。けっこう普通な驚き方です。
ですがプレリーはそれほど気にする様子もなく一言
「私はここの司令官のプレリーです」
「え!本t「もういいから。わかってるでしょ?一回言っただけでわかるでしょ?」
ジルウェの鶴の一声。
「プレリー、話を続けて」
「え、あ・・・はい」
そして話は本題に入る
「えっと、人々を襲う謎の機会生命体イレギュラー、それらは本来なら存在品はずのものです。数百年前の戦争が終わった時、ヒトと機械は争いあう事をやめたのですから・・・」
「でも今イレギュラーみたいに問答無用でヒトを襲う機械がいるから、まだヒトと機械は争ってるんじゃないの?」
エール、手を挙げて学校の生徒のようにプレリーに質問をします。
「あの戦争は、性格には人間とレプリロイドの戦争だから、イレギュラーは特に問題じゃないの。ガーディアンはイレギュラー発生の原因を調べ続けてきました。そして・・・操作の途中、私達はある科学者の研究所を見つけたのです」
「ある科学者って?」
ヴァンがプレリーに尋ねます。
その言葉にプレリーは少しうつむいて
「・・・調査中に行方不明になった、初代の司令官・・・私の、お姉ちゃんです」
「え・・・」
ヴァンが動揺した瞬間、エールの鉄拳(ライト:英語で右という意味)がヴァンの脳天にクリーンヒットしました。
「全く、人の心の傷開くような真似しちゃ駄目じゃない!これだからヘタレって言われるのよ!」
エールにきつく言われたヴァンはしゅん・・・と落ち込み
「・・・ごめんなさい」
「え、いいのよ。気にしないで」
プレリーの心はサハラ砂漠より広かった。