過去拍手置き場

□3話 ロックマン進撃
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自分の体が自分の心がどこにあるか分からずに
繰り返す鼓動求めているのは正解とは限らない
何度も重ね

「前回から2ヶ月の間まだ歌ってんのかよ!」byプロメテ



2人を包んでいた光が弾け飛んで消えた時、そこにいたのはアーマーに身を包んだ少女と少年、紛れも無くアッシュとグレイ。どんなアーマーなのかはゲーム本編を参照にしてください。未プレイの方がこれを読んでいるとは思えないので説明省略。ええ省略。

「力がみなぎってくる・・・これがアタシの、ロックマンの力!」

「この感じ・・・僕はこれを知っているような気がする・・・」

「グレイ?記憶が戻ったの?」

アッシュの問いかけにグレイは小さく首を横に振り

「ううん・・・でも、この感覚はどこかで体験したような気がするんだ」

「あら残念。変身したショックで記憶を取り戻した楽になるんじゃないかって期待したんだけど無謀な願いだったようね」

「アッシュは?変身したら別人格が出てきて凶暴化するとかないの?」

「アンタの電子頭脳の中を一度隅から隅まで確認してみたいわね、どうせほとんど空なんでしょうけど」

「おいコラ―――――!」

プロメテの怒鳴り声が一体に響き渡り、戦場のど真ん中で繰り広げられていた緊張感の欠片もない会話は中断。

緊張感の欠片もない本人たちといえば、首を傾げながらプロメテを見て

「どうしたの?アンタも話に混ざりたいの?ハブられるのが嫌なタイプ?」

「違うわ!目の前にいる敵を放置してのん気にお喋りすんなって言いたいの!混じりたいとかこれっぽっちも思ってないわ!」

絶叫するプロメテ、前回に引き続き勢いのあるツッコミを連発したせいでやや疲労感に襲われます。帰ったらすぐ寝ようそうしよう。

「プロメテ・・・最近私もロクな対応しないし仕事も多い・・・ストレスが溜まっているからってグレイきゅんに話し相手を求めるなんて・・・ズルイ・・・」

無表情な少女はプロメテを睨み、杖を掲げればそこから電流が流れ始めるではありませんか。

バチバチと音を立てながら電流は杖の赤いコアの周りに集まり、時間が経つと同時に量を増していきます。

目の前で常人には到底不可能なマジックショーが開催され、さらに同時進行でプロメテのピンチが迫ってきてアッシュとグレイ唖然。

「ストップ!パンドラちゃんストップ!グレイと話したいとか1ミリも思ってないから!パンドラちゃんが思っている程やましい事は何も考えてないから!そんな物騒な魔法はやめなさい!俺が死ぬ!属性的に死ぬ!」

プロメテ、目の前の生命の危機対して必死の説得。そして、この必死の叫びによって少女の名前がパンドラだという事が分かりました。

「・・・仕事中にちゃん付けで呼ぶな」

「ゴメン!」

唖然としたまま見守っている二人の視線も痛くなってきた所で、プロメテは咳払いをして本題へ戻ります。

「まあいい。モデルAはお前たちにくれてやる」

「切り替え早いのね」

「やかましい!」

何だろうこのずいずい来る感じ、敵でも味方でも遠慮なく言葉をふっかけてくる感じ・・・どこかで見た事がある・・・奴か、奴に似ている。

「一度しか言わないからよく聞け!お前たちはこのゲームに参加する資格がある!」

「前もって一度しか言わないからとか言って、見かけによらず親切だね」

「慣れ慣れしいにも程があるから!」

プロメテは考えます。なぜ一言喋るだけですに収集が付かなくなるのか。

嗚呼そうか、ツッコミが、いないんだ。

いやツッコミいるけど俺だけど。ここにいる奴らパンドラ含め全員ボケなんだよね?これら全部俺がさばかないといけいないの・・・?精神的負担半端ないんですけど
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