DFF小説
□天の川に願いを
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今日は七月七日。みんな知ってる七夕です。
「今ウォーリアが笹を刈ってきてくれるハズッス」
コスモス家、七夕に備えてみんな準備している時、ティーダがクラウドに言いました。
「そうか、なら大丈夫だな・・・って刈る?この近くに笹なんて生えてたのか?」
「生えてるッス。ちょうどこの家の裏に」
「マジか・・・知らなかった」
とりあえず話はそれくらいにして、笹に吊るす飾り付けを作っていると
「ただいま」
約五分後ウォーリア帰宅。
「お帰りウォーリア。笹刈ってきたッスか?」
「ああ、少してこずったが大丈夫だ。とても丈夫やつを見つけたぞ」
「へー、とても丈夫な・・・ってこれ竹じゃねえかぁぁぁぁぁ!!」
割り込んできたジタンのツッコミにより、全員の目はウォーリアは持ってる竹(十メートル以上)に向けられます。
「でかっ!無駄にでかっ!こんなでっかいのに一体どうやって飾りつけるんだよ!」
「てか笹じゃないだろ!竹だろ!ウォーリアお前まさか笹知らないのか!?」
ジタンとクラウドのツッコミ。だけどウォーリアは動じない。
「知らないが何か問題でもあるのか」
「おおありだ!!」
夜になりました、星空がローマンチックです。ウォーリアが刈ってきた竹は仕方がないので二メートルにカットして使用する事になりました。
そしてその竹には色とりどりの笹飾りが設けられ、もはや竹は完全に笹としてコスモス家に君臨していました。
「違和感バリバリあるんですけど」
「とりあえずこれで我慢しようぜたまねぎ」
「たまねぎ言うなチョコボ野郎!」
「何か言ったか」
「おーい、クラウドがホイホイされてるぞー」
チョコボ野郎バッツと、チョコボヘッドクラウドは置いといて、ウォーリアは余った竹(八メートル)を手に持ち外へ出ようとします。
「どうしたんだ?」
それを見かけて彼に声をかけたのはフリオニールです。
「私が竹を知らなかったから皆に迷惑をかけてしまった」
「え?いや、迷惑だなんて誰も思ってないから」
「こうなってしまったのはすべて私の責任。だから私はこの竹で割り箸を作ってくる!」
流石はリーダー、ちゃんと自分のしたことに責任をとろうとしているようです。てか人として当たり前なんですが
「待て!流石に竹で割り箸は・・・」
「うおおおおおおお!!」
フリオニールの静止も聞かず、ウォーリアは飛び出していきました。
「・・・・・・」
「のばら〜短冊に願い事書いたッスかー?」
「まだだが」
「だったら早く書いたほうがいいって!早くしないと織姫と彦星が願い叶えてくれないぞ!」
のん気に言うティーダに連れられて、フリオニールは短冊に願い事を書くことに
とりあえずウォーリアは大丈夫・・・ってことにしておこう