DFF小説
□いろんな意味で最強の少女現る
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それは晴天の日のこと。
クジャは草原に座り込んで一人考えていました。
「どうしたらジタンが僕のこと「お兄ちゃん」って言ってくれるんだろう」
と。てかくだらねー
「くだらなくなんかない!とてつもなく真剣な問題なんだ!」
あっそ
「・・・ジタンは僕のことが好き・・・嫌い・・・好き・・・嫌い・・・」
いきなり隣に咲いていた花で花占いを始めました。乙女チックな
「好き・・・嫌い・・・好き・・・嫌い・・・好き・・・嫌い・・・えっ!?」
花占いの結果にクジャのハートは9999のダメージを受けた!
その時早朝の空にきらりと星が輝きます。
「ん?」
しかもそれはクジャに向かって真っ直ぐ飛んできます
「へ?」
そして
どかっ
「あべしっ!」
インカオス家。
「どういうことおおおおおおお!!」
いきなりぶち切れるクジャ。
「そんなにキレることないじゃーん。折角実の妹が来てくれたのにサ☆」
まるで空気を読んでいないように陽気に言うケフカ。
「黙れ道化!大体僕はこんなやつが妹だなんて認めてないんだからね!」
「・・・私もアナタのことを兄って思いたくない特にファッションセンスとか」
「はあ!?」
クジャに暴言を吐いたこの少女の名はミコトと言いました。
しかもそれがクジャが大いにキレている原因でした。
「折角私が気絶してたアナタをここまで運んできたのにその口はないと思う」
「そー言えばそうだったよねー思いっきり引きずってたけど」
「・・・どうりで体中が痛いわけだ・・・」
そんなクジャの背中には所々に傷があるわけで
「てゆーかぁ。別世界の人間がどうしてこんな所にいるわけぇ?」
「(こいつウザッ)・・・確か・・・」
回想スタート。
夜でした。空には満天の星が輝いていました。
ミコトはその星をじっと見ていました。
「・・・・・・」
無論黙って。
すると
きらりん
流れ星が流れました。
「・・・そう言えば「流れ星に三回願い事すると願いがかなうんだぜ」ってジタンが言ってた・・・」
再び
きらりん
「!クジャを虐めたいクジャを虐めたいクジャを虐めたい」
言い切った。不吉な願いを言い切った。
そして
回想終了。
「僕虐めたいからこの世界に来たってどんだけぇ―――!!」
クジャシャウト。
「・・・どーでもいいけどいないよ、妹」
「ええっ!?」