DFF小説
□三馬鹿トリオ風邪を引く
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ある日、三馬鹿トリオが一斉に倒れた。
三人とも自力では歩けないほど思い症状だったのでウォーリアとクラウドとスコールがヒーコラいいながら病院まで運んでいって検査をしたら見事にインフルエンザでした。
というわけで三馬鹿の中で一番広いバッツの部屋を改造して三人ともそこに隔離しました。
バッツの部屋。シューシュー加湿器が起動していました。
そしてそこには三馬鹿の看病をしているクラウドとスコールの姿がありました。
「・・・しかし暇だな」
そう言いだし始めたのはスコールです。
「仕方ないだろ、看病する側なんだから」
「だが暇だ」
「三人がおきててゲホゲホ言う部屋にいたいと思うか?」
「・・・前言撤回する」
「そうだ。人間楽したいものなんだ、悲しい性なんだ」
クラウドがそういう横で三馬鹿トリオは寝苦しそうに眠っていました。あまりにもせきやくしゃみでうるさいのでティナに頼んでスリプルで眠らしてもらったのでした。
「なあクラウド」
「何だ」
「お前はインフルエンザにかかったことはあるのか?」
「小さい頃に一度きり」
「・・・何だ、そうか」
つまらなそうに言うスコールにクラウドは疑問を覚え
「どうした」
「実は俺、生まれてこの方一度もインフルエンザにかかったことがないんだ」
「いいことじゃないのか」
「嫌・・・ただ一体インフルエンザとはどういうものなのか体験してみたくってな。こうして感染させてもらうついでに看病をしようと思ってな」
「まるで兄弟がインフルエンザにかかって学校休みたいからうつしてもらいたい子供みたいな発想だな」
クラウドがハッキリ言いました。