ZXA小説

□お料理奏死曲第三楽章
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「それよりこの生物どうするの!?」

慌てながらテティスは言います。

「こうなってしまった以上。倒すしかないだろう」

「コレヨリ謎ノ生物ノ排除ヲ開始スル」

「やっぱりね。僕もやるよ」

「やっぱり、俺も?」

謎の生物VSロックマン四人という激戦が始まろうとしていたその時!


ぎしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ


謎の生物の先制攻撃!

「そんな雄叫びが効くと思っているのか!」

ヘリオスが言うと


ぎしゃぁぁぁああ・・・・ぎゃぁ・・・


「ん?何か変じゃない?」

「謎ノ生物ノ異変ヲ確認・・・」

テティスとシャルナクは生物の異変に気づきます。

そして


ぎゃああぁ・・・おぎゃぁぁあぁあ!おぎゃぁあぁあ!


「ええええええええええええええええええええええええ!!?」

突然赤ん坊のように泣き出す生物。

かなり驚く四人。

「なぜあの生物は赤子の様に泣くのだ!!」

「コノ行動ノ意味ハ全ク不明」

「怖えぇ!どっかのホラー映画みたいじゃねえか!」

三人が口々に言うと、テティスは

「わかった。あの子はきっとまだ、生まれたばかりの子供なんだ」

『は?』

「だって、一応アトラスが作った料理だけど生きてるんだよ?赤ん坊だったらやっぱり親が恋しいんじゃないのかな」

「まあ、確かに・・・」

つぶやく様にヘリオスは言います。

「きっと、誰かに甘えたいからお鍋から飛び出して来たんじゃないのかな」

「そこまで言われると、納得しないわけにはいかねぇな」

「だが、これからどうするのだ。それ以前に、知らず知らずのうちにあの女は新しい生命を作り上げてしまったんだぞ」

「まあ作った本人はただの料理としか思ってないと思うけどね」

テティスがそう言った瞬間。


びよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん


生物はまたもや大ジャンプ。そしてテティスの顔に張り付きます。

「ぶっ」

「テティス!?」
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