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□蝶戯花
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いつもの悪連中を見つけ急いで女の助けに向かう
図体ばかりでかい男の腕を掴むと
囲まれていた女が恐る恐る顔を上げる―…
Σ!!?
衝撃が走った。
神々しく
懐かしく
優しく
愛しく…
「あの…どうしたの?………………涙…」
ポカンとする皆を後目に
俺は涙を拭いもせずその女を抱きすくめた
ダメだ…
「見つけた…」
引き寄せられてしまう…
「え?」
まるで
「俺の姫君――…」
蝶が花を選ぶように………
〜蝶戯花〜
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