★餡子小説02★
□素直な気持ち
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「…んっ …」
気がつくともうUFOのコックピットの中にいた。
まただ…
また今日もこの扱い…
ヤったら用無し…
この扱い…
毎回抱いて終りの関係…
それがすごくムカつく。
向こうは敵なのに…
俺様に恥ずかしいことを言ったり言わせたり、泣きじゃくって謝る俺様をいつも「駄目、許さないよ」と言ったり…
それなのにヤったらお終いの関係だなんて…
なんなのだ…
なんなのだ…!
「ムカつく…ムカつくのだ!」
拳を機体に叩き付ける。
けれど苛々は収まらない。
「…なんで、こんなにも俺様、苛々してるのだ…それになんでこんなにも…胸が痛いのだぁ…」
ポツリポツリと浮かぶ言葉…ムカつく…大嫌い…
大嫌い…
そのままダルい体を起き上がらせ、そのままUFOを動かし城へと戻った。