★餡子小説02★
□色々な発見
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「ん?どうしたんですか、辛?食べないんですか?」
「・・・否・・・俺はいい・・・腹いっぱいだ・・・;」
「?そうですか・・・エクレアさんからもらったエクレアとっても美味しいのに。
ほら、一口でもいいから食べないと失礼ですよ」
「・・・うぐ・・・一口食べないと絶対に駄目か?」
「えぇ。失礼かと・・・」
食は辛の分のエクレアを手に持ち、それを辛の口元に近づける。
それだけで、既に辛の体には鳥肌がたち涙目になる。
「・・・うぅ・・・っ・・・わかった、食うよ!」
「はい。ほら、辛口をあけて、あーん」
「・・・ハムっ!」
食はニコニコと笑いながら、辛の口元にエクレアを運び
辛は大きく口を開け、それを一口食べた。
そして、それを一口・・・二口噛むと口元に手を当てながら
がんばってそれを飲み込み、ソファーにごろんと寝転んだ。