★餡子小説02★

□学パロ:ここが俺様の特等席
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(学パロ:ここが俺様の特等席)



「菌、帰ろう」


「ん〜」


 
餡は俺様の手を引いて自転車置き場へと向かった。
ちょうど夕暮れ時で、部活を終えた人たちで部室はにぎわっていた。

自転車置き場は人っ子一人もいなかった。

餡は緑色の自転車に鍵を入れる。

俺様はずれていた瓶底眼鏡をクイっと上げると
餡にその眼鏡を取られた。



「あっ!何するのだ!見えない・・・のだ」


「やっぱ絶対に眼鏡取ったらもてるのに・・・勿体無い」



餡は俺様の頬に手をあてる。
辺りはぼやけていて、あまり見えないが餡はちゅっと唇にキスしたのはわかった。


「ん・・・って、いい加減に眼鏡返せ!」


餡の手から眼鏡を奪い返し、もう一度装着すると今度はしっかりと餡の顔が見える。


べぇっと舌を出してやると、餡は笑っていた。
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