★餡子小説02★

□白うさぎと愛しき人へ 〜最強姉妹ダッグ〜
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「!?」



餡はとっさにその縄をよける。

瞬時によけたため、そのまま着地は失敗してしりもちをつく。

縄は捕まえるはずだった獲物を逃がし、そのままヒュンと主人の下へ戻った。




「なっ・・・何するのさ?」


「・・・見つけたぞ、うさぎちゃ〜ん」

「クスクス、やっと会えたねー王様★」



餡はそのまま立ち上がり、ズボンについた砂を落とす。

すると2人の馬に乗った少女たちは不気味な笑みを浮かべながらゆっくりと馬から下りた。




「さぁ、つかまるんだ。餡・・・」

「そーだよv捕まってよね王様!あたしたちが貴方を逃がすわけないっしょ?」

「さっぱりわけわからん・・・てか何で僕が王様なんだよ!違うって・・・うわ!」



餡がいくら違うと言っても、彼女たちには問答無用。

まずロールが白銀の刃を煌かせ、タンっとその場を蹴り

餡の懐に飛び込み、きりつける。



そのまま攻撃をなんとか回避し、後方に餡が飛ぶと

後ろからは大きな鎌を振り回すメロンパンナが、餡の首元へと鎌を勢いよく振り下ろす。
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