★餡子小説02★
□白うさぎと愛しき人へ 〜最強姉妹ダッグ〜
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「ロールちゃんに、メロンパンナちゃん?」
ロールちゃんは黒馬に乗り、メロンパンナちゃんは白い馬に乗っていた。
ロールちゃんは何故か赤と黒のチェックのワンピースを身に通し、黒い厚底のブーツを履いていた。
メロンちゃんはピンクのふりふりのワンピースを着て
白いレースのついたカサを差していた。
本当に異様な格好をしている2人はとても似合っていて
けれど、あまり関わりたくないので早歩きで歩くことに。
2人との距離は徐々に近づいてくる。
一歩、また一歩と彼女らは近づく。
だんだんと彼女たちとの距離が近くなると無償に足取りが重たくなる。
そしてついにすれ違った!
彼女たちはそのまま餡の元から立ち去る。
餡は彼女たちが通り過ぎると、ほっとして足取りがどんどん軽くなる。
(よぉし〜このまま城に行こうーー!)
とあはっと笑っている時だった。
いきなり、頭上から縄が降ってきた。