★餡子小説02★
□菌のドタバタなお使い 第1話
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<菌のドタバタなおつかい☆ 1>
「ねーバイキンマーン!」
「うーん?なんなのだ〜ドキンちゃーん・・・」
突然、布団を勢いよくめくりあげられ、ブルっと俺様の身体は震えた。
そして、未だ眠たい目をこするとそこには、眉間に皺を寄せている不機嫌なドキンチャンがいた。
今日は、どこにも出かけないみたいなので、未だに髪がボサボサで
スウェットの姿だった。
時刻は午前11時。うわ・・・遅くに起きてしまったのだ。
いつもなら、最低でも9時には起きるのに・・・
目覚ましもセットするのを忘れていたし・・・
今日は昨日たまった、洗濯と城の掃除にカビルンルンの世話をするつもりだったのに。
寝過ごしてしまったのだ・・・。
これも全部、昨日の夜のアイツのせいなのだ。
アンパンマン・・・あいつ昨日の深夜俺様が熟睡してるときに、突然窓を叩いて窓から俺様の部屋へ入り、そのままベッドで開始・・・。
控えめにするといいながら、軽く3回はやっていた。
いつもよりは少ないが、クタクタの俺様にはすっごいきつかったのだ。
はあっとため息をついて、俺様はベッドからおきあがり
俺様を睨む不機嫌なお嬢様に目線を移した。