★餡子小説02★
□果てしなく変な野望
1ページ/9ページ
<果てしなく変な野望>
「餡!」
「な、なに?・・・どうしたの?」
菌の城にあるラボで暇だから、科学雑誌を読んでると、いきなり大声で僕の名前を呼んだ菌。
その声があまりにも大きくて、思わずビックリしてしまったよ;
「・・・俺様・・・決めたのだ!」
「な、なにを?」
裾が地面にひきずっている、ぶかぶかの白衣を着て、菌は僕が座っていたおんぼろのソファに
近づいてきて、僕が見ていた科学雑誌を取り上げてしまった。
ふと菌の方を見上げると、金色の大きな瞳で僕を見てる。
なんだか・・・目の中、メラメラと炎が見えますよ;