★餡子小説02★

□果てしなく変な野望
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<果てしなく変な野望>


「餡!」

「な、なに?・・・どうしたの?」



菌の城にあるラボで暇だから、科学雑誌を読んでると、いきなり大声で僕の名前を呼んだ菌。

その声があまりにも大きくて、思わずビックリしてしまったよ;



「・・・俺様・・・決めたのだ!」

「な、なにを?」


裾が地面にひきずっている、ぶかぶかの白衣を着て、菌は僕が座っていたおんぼろのソファに

近づいてきて、僕が見ていた科学雑誌を取り上げてしまった。


ふと菌の方を見上げると、金色の大きな瞳で僕を見てる。

なんだか・・・目の中、メラメラと炎が見えますよ;
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