★餡子小説02★
□寝癖
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<寝癖>
「あらら、見事に髪の毛がはねてますね、カレー」
「うるせぇ・・・これはファッションの一部だ」
「・・・ッぷ・・・」
「笑うな!!!」
可愛い私の恋人は今日、髪の毛が外にはねています。
朝の7時過ぎに、ベッドから出て顔を洗って、また寝室に戻ると彼が起きていて
彼の髪型がいつも以上に外にはねていました。
それが面白くて、彼に手鏡を渡してみるとビックリしていて、相当ショックだったみたい。
昨日お風呂から出てきた彼は、バイトがよっぽどハードだったのか、ドライヤーで乾かさずに寝たので・・・
今日は髪が爆発したみたいです。
いつもなら、絶対に髪を乾かすのに・・・可愛らしいです。
私はふふっと笑いながら、彼のいるベッドに腰掛けてそっと彼の頭を撫でた。