★餡子小説02★
□学パロ:クリアブルーの空の下
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<学パロ:クリアブルーの空の下>
もうそろそろ夏が始まろうとする。
気温がどんどんと高くなって
カッターシャツの袖を捲り上げて
制服のズボンの裾も膝下まで精一杯に上げて
オレンジの太陽の色の髪を
小麦色のよく焼けた手でかきあげて
靴下を脱ぎすててそのまま
水が抜かれたプールに飛び込んだ。
「ってぇ!!」
どてっ。
当然水がないプールの底は平らなコンクリートになっており、
とびおりると足裏にジーンと電撃が駆け上るような痛みがくるわけで・・・。
俺は足の痛みに耐え切れずに、ベターっとその場に座り込んだ。
「やっぱ、飛び込むのはおかしいか・・・
はぁ・・・プール掃除するだけで何でこんなに俺はテンション高いんだろ;」
毎年、それいけパン高校ではプールが始まる前に
俺が所属している水泳部が掃除することになっていて
他の部員は「面倒だ〜」とかグレてやがるが
言っちゃってるけど、俺だけすっげえテンション高い!!
そして、必ず・・・このプール掃除にはサボリが出る。
だけど・・・今俺だけしかプールに居ないとかおかしくね?
しかも、掃除時間軽く10分過ぎてるぞ〜〜;