★菌アン部屋★
□パラソル・アンダー・ワールド
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「・・・入れってことなのかな・・・・・・そうだよね・・・入らないといけないんだよね」
アンはため息をついて、そのまま黴菌城の自動ドアから城の中へと入っていった。
城の中はどこかの戦艦の用に複雑な迷路のような廊下になっていたが
優しくも『俺様の部屋、こちら』などと廊下の曲がり角にはそれぞればいきんまんとドキンちゃんの部屋の
紙が貼られていて、迷わずにばいきんまんの部屋についた。
「・・・黴菌城って汚いイメージあったけど、中は明るいし床はピカピカだし・・・
ばいきんまんは案外綺麗好きなのかも」
と独り言を言いながら、ばいきんまんの部屋のドアをノックした。
だが、ノックをしても部屋には返事はない。
「・・・ばいきんまーん・・・いますかぁ?(てかどうかいないで)」
願いを込めて、アンはばいきんまんの部屋のドアノブに手をかけ開けると、真っ暗な室内が広がる。
少し、煙草臭いばいきんまんの部屋は誰もおらず、アンは一歩部屋に入り部屋の電気をつけるがやはり室内は誰も居ない。