★菌アン部屋★
□パラソル・アンダー・ワールド
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「ま、あんま俺にもアンには行かせたくないんだけどな。しゃーない。」
「うぅ・・・いけず」
ジャムは苦笑しながら、アンの小さな頭をぽんぽんと撫でる。
そして、焼きたてのパンをバスケットに詰め、アンパンマンに頼む。
「これ、ばいきんまんのとこにもってってくれ」
「・・・えぇええ!!ばいきんまんのところに!?嫌だよぉ、ジャムさん!
なんでわざわざ敵のとこに・・・」
「敵?あれ・・・おまえらくっついてなかったっけ?」
「くっついてなーい!」
アンは頬を膨らまし、受け取ったバスケットをジャムに押し返す。
だが、ジャムはきっちりとアンの手にバスケットを返す。
「でも、一応お客だしな。へへ、ま・・・頼むわ、あん」
「・・・う・・・わかったよ・・・行って来る!」
「おう、頼んだ」
ジャムは苦笑しながら、アンに水色のカエルのフード付きの合羽を着せレインブーツを履かせた。