☆ss☆

□雨の日
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「あぁ…降って来ちゃった」

買い物を終えて新八がスーパーから出てくるとパラパラと雨が降り始めていた。

「このくらいなら平気かなー…」

雨足はまだ弱く帰れないこともない。そう考えると、雨の降る中帰路についた。



「失敗した…」

時既に遅し。
新八が歩き始めて少しすると大粒の雨が降り始めた。あっと言う間にびしょ濡れになり、体に張り付く服が気持ち悪い。

「もういいや」

濡れてしまったのだからもう歩こうが走ろうが同じ事である。
とぼとぼと歩いて居ると、不意に雨が遮られた。

「何してるアルか??」

「神楽ちゃん!?おかえり」

振り返るとそこには神楽が立っていた。

「ただいまヨ。濡れネズミ」

そう言うと新八を自分の傘に入れたまま歩き始めた。

「入れてってくれるの??ありがとう」

新八がにっこり笑って神楽にお礼を言うとぷいっとそっぽを向いてしまった。

「別にご飯を守っただけアル」

そう言う神楽の頬は赤くなっている。

「あっそお」

新八は気づかれないようにくすりと笑った。

「さっさと歩けヨ」

「はいはい」

二人は仲良く肩を並べて万事屋へと帰って行った。





END
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最近雨多いよねぇ

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