☆ss☆

□風邪 ー新八編ー
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目が覚めて新八は思った。

「今日寒いなぁ…」

もう5月も半ばだと言うのに、布団からでるのが嫌なほどだった。

「…起きなきゃ」

いつもより厚着をした新八は万事屋へと向かった。


ガラガラ…

「おはようございまぁす」

新八が玄関に入ると神楽が駆けてきた。

「遅いよ新八ー!さっさと飯作れヨ!」

「って、今日の当番銀さんでしょ??」

万事屋では炊事、洗濯は当番制になっている。
しかしこの当番制、あってないような物でなんだかんだで新八がやらされる事が多い。

「あんなやつダメアル。しょせんはマダオネ」

「はぁ…じゃぁ僕が作るから銀さん起こしてくれる??」

「お茶漬けさらさらアル!」

神楽は銀時を起こすために飛んで行った。

「…お茶のこさいさいって言いたかったのかなぁ」

神楽の発言を訂正しながら新八は台所に向かった。

「さてと…」

バタッ

腕まくりをしながら流しの前に立った所で、新八の視界は真っ暗になった。



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