☆ss☆
□あたりまえ
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「銀さん、僕買い物行ってきますね」
「おぉ」
いつものように買い物カゴを持って新八は玄関へ向かった。
いつものように…??
「新八ー、私も行くアル」
「珍しいねぇ、何か欲しいものでもあるの??」
「私酢昆布ほしいネ」
「あぁ、なるほどね」
神楽はいつも酢昆布ばっかりだなぁ…
いつも…??
俺の中でいつの間にかあの2人が居ることが当たり前になっている。
最初に俺の所に来たのは新八だ。
強引に俺の所に転がりこんで来やがった。
仕事がない現状を見れば辞めてくだろうと思っていたが、新八は離れて行かなかった。
離れるどころか掛け替えのない存在になった。
絶対に誰にも渡したくないと思うようになった。
それが恋だと認識したのは神楽が来てからだ。
『銀ちゃんは新八が好きアルか??』
突然の神楽の質問に銀時は飲んでたお茶を吹き出した。
『ばっ…お前何いってんだよ!』
『銀ちゃん気付いてないアルか??銀ちゃんが新八を見る目、何かイヤラシいヨ』
『イヤラシいってお前よぉ…』
俺は一体どんな目であいつを見てるって言うんだ。
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