キリ番

□温もりに包まれて
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「うわー、広いーっ!」
さて、僕のこの一言は何についての感想でしょう

「だよなー、僕も最初はびびった」
答えは…黒猫のお部屋ですっ、あっ!寮のね!

それがもうすごいんだよ
一人部屋ってだけで贅沢だと思ってたのに広さがもう……
生徒会優遇されすぎ!の一言につきるっ!

だってだってこの階の廊下やドアからして他の階より金掛かってたもん!廊下におっきな花瓶とか絵画とか飾ってるし………えっ?金持ちの住む場所なら普通じゃないかって?

ここ、学校の寮だからね



「うーらーやーまーしぃー」
もう着いて10分は経過してるだろうけど、僕はずっとハイテンションのまま室内を駆け回ってる

「こけるよ?」
「大丈夫!」
さっきから何度かこけてるんだけど全く物にぶつからないんだよ!
これが僕の家だったらそうはいかない、何回目かで家具の角にぶつかって流血してるって!


「そんなにうらやましいなら……一緒に…住む?」
「あははっ、じゃあ和志に了承もらわないとねー」
僕が状態でそう返したら駆け回ってる僕を見ていた黒猫が駆け寄ってきて……………うん、室内で駆け寄ってくるって凄い凄い!



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